簿記とFPどちらからの取得がおすすめ？資格の特徴やキャリアへの影響を徹底解説！

この記事でわかること

ビジネススキルを高めるために「簿記」や「FP（ファイナンシャルプランニング技能士）」の

資格取得を検討している方も多いと思います。

また、簿記やFPはキャリアアップだけでなく、資産形成においてもプラスに働きます。

どちらも欲しいけど、どっちから勉強すればいいの？

出来るだけ効率よく取得したい！

この記事では、簿記3級・2級、FP3級・2級を基準に、

それぞれの資格の特徴やメリット、必要な勉強時間等を比較し、どちらから取得すべきかを解説します。

ドミ兄さん

資格は財産！！簿記とFPはものすごくコスパも良いです！

1. 簿記の特徴とメリット

簿記は、企業や個人事業主の取引を正確に記録・管理するための知識を学ぶ資格です。

簿記3級では、主に個人事業主や中小企業の経理業務に必要な基礎知識を学びます。

簿記2級では、3級よりも高度な知識が求められ、より実務的な内容になります。

中小企業や大企業の経理業務にも対応できるレベルで、工業簿記（製造業の会計）も試験範囲に含まれます。

（簿記取得後の展開として、経理職や会計士、税理士を目指す方に特にも必須な資格です）

簿記取得のメリット

・企業での即戦力に
簿記の知識は、企業の財務状況を理解し、経営判断をサポートするために不可欠です。経理・財務部門での評価が高まり、就職・転職活動において大きなアドバンテージとなります。

・ビジネス全般の理解が深まる
会社の経営状況を数値で把握できるようになり、経営戦略や事業計画の策定にも活かせます。経営者視点を養うことで、キャリアの幅が広がります。

・キャリアアップに有利
簿記2級以上を取得することで、専門性が高まり、管理職や経営層へのステップアップにつながります。

簿記3級の勉強方法や取得経緯は以下の記事にて解説しています。

FP（ファイナンシャルプランニング技能士）は、個人の資産運用やライフプランニングに関する専門知識を学ぶ資格です。

FP3級では、資産管理やライフプランニングの基礎を学びます。自身の個人の資産管理やライフプランニングに役立ちます。

FP2級では、3級よりも実践的な知識が求められ、個人向けの資産設計や企業向けのアドバイスもできるレベルです。

保険会社や銀行、証券会社などの業務に直結する内容が含まれます。

FP取得のメリット

・個人の資産管理に有効
自分や家族のライフプランニングに役立ち、将来の資産形成や老後の備えに関する知識が深まります。

・幅広い業界で活躍
銀行、保険会社、証券会社、不動産業など、多様なフィールドで専門知識を発揮できます。顧客のニーズに合わせた提案力が求められます。

・コンサルタントとしての道も
FPの上位資格を取得すれば、独立系FPとして、個人や法人に対する資産運用アドバイスやコンサルティング業務を展開することも可能です。

FP3級の勉強方法や取得経緯は以下の記事にて解説しています。

資格取得には、計画的な学習スケジュールが重要です。

簿記とFPそれぞれの合格率や目安となる勉強時間を比較しました。

簿記3級
- 合格率：約40〜50％
- 勉強時間：60〜120時間
- 学習内容：会計の基本原則、仕訳、試算表の作成など、基礎的な内容
簿記2級
- 合格率：約15〜30％
- 勉強時間：200〜350時間
- 学習内容：商業簿記、工業簿記、連結会計など、より高度な会計知識

FP3級
- 合格率：約40〜80％
- 勉強時間：30〜100時間
- 学習内容：ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用など、日常生活にも役立つ知識
FP2級
- 合格率：約20〜60％
- 勉強時間：150〜300時間
- 学習内容：税金、不動産、相続・事業承継など、専門的な内容を深堀り

項目	簿記3級	FP3級
合格率	約40〜50％	約40〜80％
勉強時間（目安）	60〜120時間	30〜100時間
学習内容	【基礎的な内容】会計の基本原則仕訳試算表の作成など	【基礎的な内容】ライフプランニングリスク管理金融資産運用など