- ドコモ、au、ソフトバンクのポイ活プランとは
- ポイ活プランと楽天モバイルを使った場合のお得度比較
- ポイ活プランがおすすめの人、ポイ活プランをおすすめできない人
1.はじめに
近年、ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアは「ポイ活プラン」という名のポイント還元型の料金プランの提供を積極的に推進しています。
数年前より通信費を見直した時の選択肢が格段に増えている訳ですが、料金プランに「ポイ活」と付いていると、ものすごくお得と感じますね。

「ポイ活」プラン!?絶対お得じゃん!!

ポイントが多く貯まってもトータルの支払い金額が上がったら意味がないよ!
この記事ではドコモ、au、ソフトバンクに加え、楽天モバイルも含めたトータルでの通信費、特徴や利用条件を比較し、どのプランが本当にお得なのかを解説していきます。
2.ポイ活プランとは?
ポイ活プランとは、基本料金にポイント還元や各種割引を組み合わせることで、実質的な月額料金を引き下げるという料金プランです。
現在、ポイ活プランを提供しているキャリアは、ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアとなり、楽天モバイルは1つの料金体系のため、ポイ活プランを提供していません。
ポイ活プランの値引き条件
各プランでは、条件をクリアすると大幅な値引きがされます。
しかし、その値引きの条件がなかなか厳しい。この値引きシステムを簡単に言うと、
「うちの経済圏を使ってくれたら大幅に割引しますよ!」ということです。
次に、各キャリアのポイ活プランの料金と、実質料金を達成するためにはどの程度の条件が必要かを解説します。
3.各キャリアのポイ活プランを徹底解説
ドコモのポイ活プラン解説
ドコモでは、eximoポイ活プランとahamoポイ活プランの2種類の提供がされています。
eximoポイ活プラン
基本料金:税込10,615円(データ量無制限)
値引後実質料金:税込2,728円
ドコモ公式の紹介では、運用次第で税込2,728円でデータ量無制限が可能とのです。
それでは、税込2,728円の金額になる条件を見ていきましょう
基本料金:税込10,615円(データ量無制限)
割引の条件:
①dカード/dカードGOLDでeximo料金を支払う (-187円)
②家庭用回線「ドコモ光」の契約、もしくは、「home5G」の契約 (-1100円)
③自身の回線以外に2回線の契約 (-1100円)
④dカード/d払いによる決済 50,000円 (キャンペーンの10%還元5000pt)(通常1%還元500pt)
値引後実質料金:税込2,728円
現状、キャンペーンの終了期間は開示されていません。
ahamoポイ活プラン
基本料金:税込7,150円(データ量110GB)
※基本料金 税込2,970円
大盛りオプション 税込1,980円
ポイ活オプション 税込2,200円
値引後実質料金:税込2,750円
ahamoは基本料金が安く設定されていますが、ポイ活プランに加入するためには、「大盛りオプション」と「ポイ活オプション」を契約する必要があります。
実質の料金は税込2,750円ですが、eximoポイ活よりも実質料金が高いという結果になります。
割引の条件を以下に記載します。
基本料金:税込7,150円(データ量110GB)
割引の条件:
①dカード/d払いによる決済 40,000円 (キャンペーンの10%還元4000pt)(通常1%還元400pt)
値引後実質料金:税込2,750円
このように、ahamoポイ活プランの方が条件が緩いが、データ量が110GBとなり、実質料金もほぼ同等という結果になります。
そのため、eximoポイ活の条件を達成できる方は、ahamoポイ活プランを検討する必要はありません。
auのポイ活プラン解説
auのポイ活プランは「auマネ活プラン」の1種類のみです。
auマネ活プラン+
基本料金:税込8,778円(データ量無制限)
値引後実質料金:税込3,678円
実質金額が税込3,678円とドコモのポイ活プランより高い金額が設定されています。
基本料金:税込8,778円(データ量無制限)
割引の条件:
①家庭用回線「auひかり」、「auホームルーター5G」等の契約 (-1,100円)
②aupayカード/aupayカードゴールドの保有 (300pt)
③auじぶん銀行の保有 (300pt)
④aupayカードのauじぶん銀行からの引き落とし指定(400pt)
⑤aupay(aupayゴールドカード保有)で30,000円決済(5%還元 1500pt)
aupay(aupayゴールドカード未保有)で50,000円決済(3%還元 1500pt)
⑥aupayゴールドカードで30,000円決済(5%還元 1500pt)
aupayカードで75,000円決済(2%還元1500pt)
値引後実質料金:税込3,678円
注意したい点は、家庭用回線の契約以外の割引がpontaポイント付与による割引となっているところです。
また、決済額の条件も厳しいため、無理にこのプランを契約する必要はないでしょう。
ただし、他の特徴として、auマネ活プラン+にはauじぶん銀行の金利優遇や、eスマート証券のクレジット積立還元率に影響があります。
個人的には、au経済圏にこだわっている方なら検討の余地はある程度の評価で、とてもお得とは思えません。
ソフトバンクのポイ活プラン解説
ソフトバンクが提供するペイトクプランは、利用者のニーズに合わせて30GB、50GB、無制限といった複数のデータ容量プランが用意されております。
ペイトクプラン無制限/50/30
基本料金:税込9,625円(データ量無制限)
値引後実質料金:税込3,128円
基本料金:税込8,525円(データ量50GB)
値引後実質料金:税込3,528円
基本料金:税込7,425円(データ量30GB)
値引後実質料金:税込3,928円
実質料金では、データ無制限のペイトクプラン無制限が税込3,128円と最も料金が低いこととなり、ドコモ、auの中間に位置する月額料金となります。
基本料金:税込9,625円(データ量無制限)
基本料金:税込8,525円(データ量50GB)
基本料金:税込7,425円(データ量30GB)
割引の条件:
①家庭用回線「おうち割 光セット」の契約 (-1,100円)
②PayPayカードの保有 (-187円)
③自身の回線以外に2回線の契約 (-1210円)
④ペイトクプラン無制限…paypayで80,000円決済(5%還元 4000pt)
ペイトクプラン50…paypayで84,000円決済(3%還元 2500pt)
ペイトクプラン30…paypayで100,000円決済(1%還元 1000pt)
※最大3か月まで10%還元キャンペーン中
値引後実質料金:税込3,128円(データ量無制限)
値引後実質料金:税込3,528円(データ量50GB)
値引後実質料金:税込3,928円(データ量30GB)
ソフトバンクのポイ活プランでは、PayPayにて多く決済することで高還元を得られますが、最大3か月間のキャンペーンとなっています。
ドコモは終了時期が明記されていないため、あくまで現状での比較ですが、ドコモのポイ活プランの方がお得度が高いと思います。
楽天モバイルの通信プラン解説
楽天モバイルは、ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアのようなポイ活プランは展開していません。
ただし、通常のプラン自体が十分お得で、楽天ポイントの還元が優遇されるサービスがあるため、3大キャリアと同様に整理をしました。
Rakuten最強プラン
楽天モバイルのプランはRakuten最強プランの一つのみです。
Rakuten最強プランは、データ使用量に応じた段階的な料金設定となっているため、一定のデータ使用量までは低料金で利用でき、必要に応じて追加料金が発生する仕組みとなっております。
基本料金:税込1,078円(データ量~3GBまで)
基本料金:税込2,178円(データ量3GB~20GBまで)
基本料金:税込3,278円(データ量無制限)
割引の条件:
①自身の回線以外に1回線の契約 (-110円)
値引後実質料金:税込968円(データ量~3GBまで)
値引後実質料金:税込2,068円(データ量3GB~20GBまで)
値引後実質料金:税込3,168円(データ量無制限)
その他の特典:
楽天市場で4倍のポイント還元(上限2000pt)
※楽天市場で50,000円利用した場合の実質料金:税込1,168円
3大キャリアと比較して大きな違いは、楽天経済圏の決済を行わなくても、データ量無制限で税込3,168円という価格です。
また、Rakuten最強プランを契約すると、楽天市場で4倍のポイント還元を受けることが出来ます。
3大キャリアと同じように、楽天市場での利用を実質料金に反映させると、実質税込1,168円ということになります。
利用条件と注意点
楽天モバイルは、3大キャリアと比較して料金が圧倒的に安くお得度が高いですが、デメリットも存在します。
楽天モバイルは発展途上であることもあり、3大キャリアと比較してエリアのカバー範囲や通信速度に差がある場合があります。
もちろん、使用するエリアによって格差はありますので、契約前に実際の利用環境や還元条件を十分に確認し、楽天経済圏全体でのメリットを最大限に活用できるかどうかを検討することをおすすめします。

私も使用していますが、高層ビルや電車内は電波が入りづらい印象です。
ただ、それ以上に料金やデータ量の面で満足しています!!!
4、まとめ(各社ポイ活プランの比較と選び方のポイント)
各キャリアのポイ活プラン・基本プランを一覧表にすると以下のようになります。

3大キャリアのポイ活プランは、カード利用や光(固定)回線、家族割、高額な決済をした上での割引額が適用されて、実質金額が計算されています。
3大キャリアの基本料金は高いがメリットもあり
はっきり言うと、3大キャリアの基本料金は非常に高いです。
しかし、何より変えられないのは快適な回線網とデータ使い放題というメリット。
3大キャリアの経済圏で高額決済を行う方は、実質的な料金は引かれるため、選択肢には入ります。
万人におすすめなのは楽天モバイル
固定回線も変更したくない、家族割も適用できない、決済もそこまでしたくないという方は、経済圏にとらわれない楽天モバイルをおすすめします。
普段の買い物は、買い物ごとにお得な方法で決済をし、楽天市場での買い物には楽天カードを使うことで、楽天モバイルの恩恵を最大限得ることもできます。
基本料金自体が非常に安いので、どのような方にもおすすめできます。
楽天モバイルをお得に契約する際の注意点
楽天モバイルを契約する際に、乗り換えのキャンペーンを利用するとお得に契約することが出来ます。
乗り換えに使用できるキャンペーンには以下の3つがあります。
- ①三木谷キャンペーン
獲得pt:MNP 14,000pt(新規7,000pt)
紹介者:三木谷社長
条件:公式の専用リンクより契約 - ②楽天従業員紹介キャンペーン
獲得pt:MNP 14,000pt(新規7,000pt)
紹介者:楽天社員
条件:楽天社員が発行した紹介URLより契約 - ③通常プログラムの紹介キャンペーン
獲得pt:MNP13,000pt(新規6,000pt) ※紹介者に10,000pt
紹介者:楽天モバイルユーザー
条件:楽天モバイルユーザーが発行した紹介URLより契約後、rakutenLinkで10秒以上の通話
一番お得なキャンペーンは、「三木谷キャンペーン」一択です。
従業員紹介キャンペーンも同様の獲得ptではありますが、X(旧Twitter)出回っているリンクが本物かどうかの判断をしなければなりません。
三木谷キャンペーンのリンクはこちらになりますが、不安な方は以下の三木谷社長ご本人が発信されているリンクよりアクセスすることをおすすめします。
ポイントを得られても、トータルでの支出が増えていたら本当にお得とは言えません。
「日々の生活に不可欠な決済をお得に支払いをしてポイントを得る」ことが重要で、トータルの支出が本当に減るかをよく考えた上で、各社のポイ活プランを契約するかどうかを検討してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!