- 子育て世代がFP3級に合格した時の勉強方法
- 勉強で役にたったもの
- FPは何の役に立つか
FP3級の試験は簡単であり、受かっても転職に役立つわけではないとも言われています。
たしかに試験自体は簡単で、転職にFP3級だけでは役に立たないかもしれません。
しかし、私はFP3級を受けて本当に良かったと思っています!

資格自体よりも内容に価値がある!!!
この記事では、FP3級の何に価値があるかと子育て世帯サラリーマンが語っていきたいと思います。
FP3級を取ろうと思ったきっかけ
何かを「継続する」という習慣付けがしたかった
きっかけの一つ目は、「継続する」という習慣付けがしたかったのです。
私は基本的に三日坊主で、何事もなかなか継続出来ていませんでした。
今後、難しい資格を取得する上では、やはり継続できないと始まりません。
比較的難易度が低いと言われているFP3級で、まずは勉強をするための習慣づけを第一目標にしました。
マネーリテラシーを上げたかった
冒頭にも話しましたが、FP3級はすぐに転職に役立つというわけではありません。
しかし、FP3級の試験に出る知識が身につけば、マネーリテラシーが爆上がりします。
FP3級の試験範囲は大きく分けて以下の6種類から構成されています。
ライフプランニングと資金計画 | ライフプランニングや資金計画、社会保険制度、年金制度、ローン制度、など |
リスク管理 | 保険制度全般(生命保険、損害保険、医療保険、など)、保険に関わる税制度、など |
金融資産運用 | 金融資産とマーケット(投資信託、債券、株式、外貨建商品、金融派生商品)、ポートフォリオ運用、関連税制度(NISA、ideco)、など |
タックスプランニング | 日本の税制度、所得控除、税額控除、生命保険料控除、など |
不動産 | 不動産取引の概要、不動産に関わる税制度、など |
相続・事業承継 | 相続税、贈与税、不動産相続、相続に関わる税制度、など |
一見難しそうな内容ですが、大人なら生活する上で、必ず関わることになる内容です。
2022年4月からようやく高校で金融教育が義務化されましたが、日本では今まで勉強する機会がほとんどありませんでした。
むしろ、自分から学ばないと、マネーリテラシーが低いことにすら気が付きません。
2024年から始まった新NISAも密接に関係している内容ですし、自分が何に投資しているかをより理解できるようになります。
とにかくお金をかけずに勉強
インプットはYoutubeで無料学習
インプットは簿記3級の勉強と同じく、Youtubeで講義を受けました。
電車の通勤時間や家事をしている間にも、とにかくYoutube!
Youtubeでは、ほんだ先生の動画が非常にわかりやすくおすすめです。


無料で学べるYoutube最高!!
・とにかく流して見る(1週目で全体像をざっくりと)
・2週目で内容を理解する
・通勤電車や昼休みのスキマ時間でも十分学習可能
アウトプットはFP3級ドットコムで無料学習
YouTubeでインプットをしたのちはアウトプットです。
私はアウトプットはFP3級ドットコムの 過去問道場を活用しました。

私は勉強期間は月額490円のメンバーシップに登録しましたが、
無料でも十分に活用できます。
PCサイトだけではなく、アプリも使いやすくおすすめです。
FP3級は過去問をとにかく解けば合格ラインにはいけますので、無料で繰り返し学習して身につけましょう!
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試験について
CBT試験を選択
簿記と同様に、FP3級ネット試験であるCBT方式の試験が採用されています。
ネット試験といっても、CBT方式に対応した会場でネット予約をして、会場のパソコン上で試験を受けるというものです。
何が便利って、会場の空きさえあれば試験を受けるタイミングを自分で選択できることです。
また、試験3日前までであれば試験日の延期が可能です。
学科対策・実技対策
FPの試験は、学科と実技に分かれています。
ただ、私は基本的に学科対策の勉強が9割以上です。
学科の内容が頭に入っていれば、実技も特別難しい問題が出るわけではありません。
【学科試験】
・試験時間120分
・○×形式…30問、3択形式…30問
・6割正解で合格(36点/60点以上)
【実技試験】
・試験時間60分
・事例形式5題(3択形式…15問)、3択形式…20問
・6割正解で合格(60点/100点以上)
※学科試験と実技試験は同日に試験を受けなくてもOK
無事合格!
学科試験は50点、実技試験は75点でした!

【学科試験】50点/60点
1.ライフプランニングと資金計画 8点/10点
2.リスク管理 8点/10点
3.金融資産 9点/10点
4.タックスプランニング 7点/10点
5.不動産 9点/10点
6.相続・事業承継 9点/10点
【実技試験】75点/100点
しっかりと過去問を解けば、合格点が6割、回答が○×方式、といった試験方式のFP3級は、
合格までたどり着くことはそんなに難しいことではありません。
別記事にて、簿記3級「30代子育て中サラリーマンが簿記3級に合格した方法」について書きましたが、
実は簿記3級の前にFP3級に挑戦し、合格しております。
FP3級を取得して変わったこと
投資や資産運用への理解が深まった
資産運用や投資に関する内容も試験範囲に入っていることから、
おのずと株式や投資信託、不動産などの資産運用方法を知ることになります。
投資をしたことが無い方は、知らないものに対してお金を使うことへの恐怖心もあると思いますが、
内容をしっかり理解すれば、自分が何に投資しているか理解でき、リスク管理ができるようになります。
家計管理を意識するようになった
試験内容を完璧に理解していなくても、家計管理の基本的なノウハウは習得できます。
月々の支出をより意識するようになり、無駄な出費を見直すきっかけにもなりました。
そのおかげで、ポイ活で少しでもお得に生活をし、投資に少しでも多く資産を回したいという考えになりました。
税金についての知識が身に着く
会社に属していると、所得税や住民税は会社が給料から天引きし、納税をしてくれています。
社会保険料にいたっては、天引きした分と会社負担分を合わせて会社が支払いを行っています。
税金は日本に住んでいるなら全員が対象となることにもかかわらず、
何も知らなくても、会社が払っているからなんとかなってしまうんです。
ただ、税金の知識が付けば、資産形成には必須と言ってもいい、
idecoやNISAといった節税制度の理解も深まります。
他資格へのステップアップ
FP3級は、難易度も比較的簡単であることもあり、転職などにはそこまで有利に働きません。
しかし、どんな資格でも何か1つ取得することで、自信が付き、次の資格を取ってみよう
という次の資格取得へチャレンジしたくなるというメリットもあります。
最初に話した通り、FP3級は資格自体の価値よりも付加価値が大きい資格です。
興味が少しでもある方は、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!