【名著要約】「敗者のゲーム」投資で負けないための賢い戦略とは?

ビジネス
この記事はこんな方におすすめ
  • 投資の名著に興味はあるけど読む時間が確保できない方
  • 投資に興味を持たれている方/これから新NISAを始めたいと思っている方
  • 投資を学びたいけどどの本を読んで良いか分からない方
  • 敗者のゲームを買う前にどのような内容か概要を知りたい方

「敗者のゲーム」。私の第一印象は、一見ネガティブで、インパクトがあると感じたタイトルでした。

今回は、投資を少しでも学んだことがある方は名前を聞いたことがあると思われるチャールズ・エリス氏の「敗者のゲーム(原題:Winning the Loser’s Game)」を、要約し、その教えを私たちの資産形成や日常生活にどう活かせるのかを深掘りしていきます。

名著要約シリーズと題しているこの記事は、投資の名著を読んでみたいけども時間がなかなか確保できない

そんな方に向け、自分が読んだ投資本を要約し、その本がどのような人におすすめな本なのか、私の感想も踏まえて解説をしていきます。

「敗者のゲーム」は多くの投資家にとってバイブルとも言える名著です。

「『敗者のゲーム』って聞いたことあるけど、難しそう…」 「投資で失敗したくないけど、何から始めればいいの?」 「結局、どうすればお金を増やせるの?」

そんなあなたの疑問や不安を解消し、この記事を読み終える頃には、投資に対する明確な指針と、今日から実践できる具体的なアクションプランが手に入っているはずです。

ぜひ最後までお付き合いください!

「敗者のゲーム」とは? – なぜ今、読むべきなのか

まずは、「敗者のゲーム」がどのような本で、なぜこれほどまでに多くの投資家から支持され続けているのかを見ていきましょう。

著者チャールズ・エリス氏とは?

チャールズ・エリス氏は、世界的に著名なコンサルティング会社であるグリニッジ・アソシエイツの創業者であり、長年にわたり機関投資家や富裕層に対してアドバイスを提供してきた投資のプロフェッショナルです。

イェール大学やハーバード・ビジネス・スクールで教鞭をとった経験もあり、その深い洞察と実践的なアドバイスは、世界中の投資家に影響を与えています。

「敗者のゲーム」出版の背景と不朽のメッセージ

「敗者のゲーム」の初版が出版されたのは1985年。

その後、時代に合わせて改訂を重ね、現在に至るまで読み継がれています。本書の核心的なメッセージは非常にシンプルかつ衝撃的です。

現代の株式市場は、プロの機関投資家同士が運用成績を競い合う、極めて効率化された市場である。そのため、個人投資家が市場平均を上回るリターン(アルファ)を継続的に得ることは非常に困難であり、それはプロにとっても同様である。つまり、投資は『勝つこと』を目指すのではなく、『負けないこと』を最優先に考えるべき『敗者のゲーム』なのだ。

この考え方は、派手なリターンを追い求める短期的な投機とは一線を画し、長期的な資産形成の本質を突いています。

だからこそ、出版から数十年経った今でも、その輝きを失うことなく多くの人々に読まれ続けているのです。

なぜ投資は「敗者のゲーム」なのか? – プロでも勝てない3つの理由

「プロでも勝つのが難しいなんて、本当?」そう思われるかもしれません。エリス氏が「敗者のゲーム」と断言するのには、明確な理由があります。主に以下の3つのポイントに集約されます。

理由1:市場の圧倒的な効率性

  • 機関投資家の支配: 現代の株式市場の取引の大部分は、高度な分析ツールや情報網を駆使するプロの機関投資家(年金基金、投資信託運用会社、ヘッジファンドなど)によって行われています彼らは日夜、企業価値や市場動向を分析し、少しでも有利な取引機会を見つけようと凌ぎを削っています
  • 情報の即時反映: インターネットの普及により、企業情報や経済ニュースは瞬時に世界中に広まります。新たな情報が出れば、それはほぼ即座に株価に織り込まれてしまいます。つまり、個人投資家がプロよりも先に有利な情報を見つけて出し抜くことは、極めて困難なのです。
  • 「ミスター・マーケット」の気まぐれ: 著名な投資家ベンジャミン・グレアムは、市場を感情的で気まぐれな「ミスター・マーケット」に例えました。市場は時に楽観的になりすぎて高値をつけたり、悲観的になりすぎて安値をつけたりします。「ミスター・マーケット」を出し抜こうとすることは、非常に難しいのです。

    (出典:「敗者のゲーム[原著第8版]」第2章「市場に勝つことの難しさ」より)
ドミ兄さん
ドミ兄さん

今の市場はプロで溢れかえっています。
素人がプロ野球の試合に出させられて、いきなりホームランを打て!と言われても無理ですよね。それと同じことが投資の世界でも言えるということです。

理由2:無視できない「コスト」の壁

投資でリターンを得ようとする際、私たちは様々なコストを支払っています。

  • 売買手数料: 株や投資信託を売買する際に証券会社に支払う手数料です。頻繁に売買を繰り返せば、その分だけ手数料がかさみ、リターンを圧迫します
  • 信託報酬(運用管理費用): 投資信託を保有している間、運用会社や販売会社に支払う費用です。これは保有額に対して年率でかかるため、長期で保有するほど影響が大きくなります。
  • 税金: 投資で得た利益には税金がかかります(日本では通常20.315%)

エリス氏は、これらのコストが、特に市場平均を上回ることを目指すアクティブファンドにとって大きな足かせになると指摘しています。アクティブファンドは、市場平均(インデックス)を上回るリターンを目指して専門家が銘柄選定や売買タイミングの判断を行いますが、そのための調査費用や人件費、売買コストなどが信託報酬に上乗せされます。

結果として、多くのアクティブファンドは、コスト控除後では市場平均であるインデックスファンドのリターンを下回ってしまうのです。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が定期的に発表している「SPIVA(S&P Indices Versus Active)スコアカード」は、この事実を如実に示しています。例えば、米国の大型株アクティブファンドのうち、過去10年間でS&P500指数を上回ったのは、わずか1割程度というデータもあります。

(出典:「敗者のゲーム[原著第8版]」第7章「コスト――避けられない現実」より)

ドミ兄さん
ドミ兄さん

売買を繰り返せばそれだけ手数料がかかる
ここで言われているのは、プロでも手数料を何度も取られては市場平均よりも下回ることが多いということです。プロでも勝てないなら素人の我々ではなすすべはありません。

理由3:私たち自身の「心理的な罠」

投資判断において、最大の敵は市場ではなく、私たち自身の「心」かもしれません。

  • 感情的な売買(恐怖と強欲): 株価が急上昇すると「乗り遅れたくない!」という強欲から高値掴みをしてしまったり、逆に急落すると「もっと下がるかもしれない…」という恐怖から狼狽売りをしてしまったり。こうした感情に任せた行動は、多くの場合、損失につながります。
  • 短期的な視点: 日々の株価の動きに一喜一憂し、長期的な視点を見失いがちです。メディアも短期的な市場の変動を大きく報じるため、それに煽られてしまうこともあります。
  • 自信過剰バイアス: 自分の投資判断や知識を過大評価し、リスクを取りすぎてしまう傾向があります。
  • ハーディング効果(群集行動): 周りの人が買っているから自分も買う、売っているから自分も売る、といったように、他人の行動に流されてしまう心理です。
  • プロスペクト理論: 人は利益を得る喜びよりも、損失を被る苦痛をより強く感じるため、損失を確定することを避け(損切りできない)、利益は早めに確定してしまう傾向があります。

これらの心理的な罠は、合理的な投資判断を歪め、私たちを「敗者のゲーム」の渦中に引きずり込みます。

(出典:「敗者のゲーム[原著第8版]」第4章「心理――投資家の最大の敵」より)

ドミ兄さん
ドミ兄さん

また、本書でも紹介されていましたが、市場に詳しいジェイソン・ツヴァイク氏の発言を取り上げて、以下のような説明がされています。
この内容を見て、私は妙に納得してしまいました。

市場に詳しいジェイソン・ツヴァイク氏が指摘するように、「私たちは普段の買い物をする時のように株を買えば、もっとうまくいく」のだ。

株価が上がり続けている時に有頂天になったり、下がり続けている時に落ち込んだりするのは間違っている。株式相場の下落は、安値で買うための第一歩なのだ。

「敗者のゲーム」で負けないための賢者の戦略 – エリス氏が提唱する4つの鉄則

では、この「敗者のゲーム」に、私たちはどのように向き合えば良いのでしょうか? エリス氏は、悲観論を唱えているだけではありません。彼は、「敗者のゲーム」であることを受け入れた上で、「負けない」ための具体的な戦略を提示しています。その柱となるのが、以下の4つの鉄則です。

鉄則1:インデックスファンドを活用せよ

市場平均に勝つことが極めて難しいのであれば、最初から市場平均そのものを目指すのが最も合理的である、というのがエリス氏の結論です。そして、それを実現する具体的な手段がインデックスファンドへの投資です。

インデックスファンドとは?: 日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、米国のS&P500指数といった特定の株価指数(インデックス)に連動する運用成果を目指す投資信託のことです。

  • なぜインデックスファンドなのか?:
    • 低コスト: アクティブファンドのように高度な銘柄分析や頻繁な売買を行わないため、信託報酬が格段に低い傾向があります。コストはリターンを確実に蝕むため、低コストであることは長期投資において非常に大きなメリットとなります。
    • 分散効果: 1つのファンドで多くの銘柄に分散投資することになるため、特定の企業の業績不振による影響を和らげることができます。
    • 手間がかからない: 銘柄選定や売買タイミングに頭を悩ませる必要がありません。一度設定すれば、あとはコツコツと積み立てていくだけで、市場全体の成長の恩恵を受けることを目指せます。
    • 市場平均には勝てなくても、市場平均には負けない(に近い): 長期的に見れば、多くのアクティブファンドがインデックスファンドに負けているというデータが、インデックス投資の優位性を裏付けています

(出典:「敗者のゲーム[原著第8版]」第8章「インデックス・ファンド――賢明な選択」より)

具体的なインデックスファンドの例
  • S&P500に連動するファンド: 米国の代表的な企業500社に分散投資。「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などが人気です。
  • 全世界株式に連動するファンド: 日本を含む先進国や新興国の株式に幅広く分散投資。「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(通称オルカン)や「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」(楽天VT)などが代表的です。

鉄則2:長期投資を貫け

投資はマラソンのようなものです。短期的な市場のアップダウンに一喜一憂せず、長期的な視点でじっくりと資産を育てていくことが重要です。

  • 複利の効果を最大限に活かす: 「人類最大の発明は複利である」とアインシュタインが言ったとか言わなかったとか。投資で得た利益を再投資することで、利益が利益を生む「複利効果」が働き、時間が経つほど資産は雪だるま式に増えていく可能性があります。この効果を最大限に引き出すには、長期投資が不可欠です。
  • 短期的な市場のノイズに惑わされない: 市場は短期的には様々な要因で変動しますが、長期的に見れば経済成長とともに上昇してきた歴史があります。日々のニュースや株価の動きに振り回されず、どっしりと構えることが大切です。
  • 「バイ・アンド・ホールド」戦略: 良いと信じたインデックスファンドを購入したら、あとは基本的に売らずに持ち続ける(バイ・アンド・ホールド)。これが「敗者のゲーム」においては有効な戦略となります。頻繁な売買はコストを高め、感情的な判断を招きやすいためです。

(出典:「敗者のゲーム[原著第8版]」第10章「時間――投資家の友人」より)

鉄則3:分散投資を徹底せよ

「卵を一つのカゴに盛るな」という有名な格言があります。これは投資においても同様で、資産を複数の異なる種類の資産や地域に分けて投資する(分散投資)ことで、リスクを軽減することができます。

  • 資産クラスの分散: 株式だけでなく、債券、不動産(REIT)、コモディティ(金など)といった値動きの異なる複数の資産クラスに分散します。例えば、株価が下がるときに債券価格が上がる(あるいは下がりにくい)といったように、異なる値動きをすることで、全体の資産価値の変動を緩やかにする効果が期待できます
  • 地域分散: 日本国内だけでなく、米国、欧州、アジア、新興国など、世界の様々な国や地域に分散投資します。特定の国や地域の経済が悪化しても、他の地域の成長でカバーできる可能性があります
  • 時間分散(ドルコスト平均法): 一度にまとまった資金を投じるのではなく、定期的に一定額を買い付けていく方法です。価格が高いときには少なく、安いときには多く買い付けることになるため、平均購入単価を平準化する効果があり、高値掴みのリスクを軽減できます。積立投資は、この時間分散を実践する方法です

インデックスファンド、特に全世界株式インデックスファンドなどは、それ自体がすでに銘柄分散と地域分散を実現しているため、非常に効率的に分散投資を行うことができます。

鉄則4:自分自身の投資目標とリスク許容度を理解し、規律を守れ

最後に、そして最も重要なのが、自分自身を理解し、自分に合った投資方針を定め、それを守り続けることです。

  • 投資目標の明確化: 何のためにお金を増やしたいのか(老後資金、教育資金、住宅購入など)、いつまでにいくら必要なのか、といった具体的な目標を設定しましょう。目標が明確になれば、取るべきリスクや必要なリターンもおのずと見えてきます。
  • リスク許容度の把握: 自分がどれくらいの損失までなら精神的に耐えられるのか、生活に支障が出ない範囲はどこまでなのか、を客観的に把握することが重要です。年齢、収入、家族構成、性格などによってリスク許容度は異なります。
  • 資産配分(アセットアロケーション)の決定: 投資目標とリスク許容度に基づいて、株式、債券などの資産クラスにどのくらいの割合で資金を配分するかを決定します。一般的に、若くて運用期間が長く取れる場合は株式の比率を高めに、リタイアが近い場合は債券の比率を高めにするといった考え方があります。
  • 投資ルールの策定と遵守: 「年に一度リバランスを行う」「市場が暴落しても慌てて売らない」「積立額は収入のX%にする」など、自分なりの投資ルールを作り、それを感情に左右されずに守り続けることが、「敗者のゲーム」で負けないための鍵となります

(出典:「敗者のゲーム[原著第8版]」第13章「投資政策――成功へのロードマップ」より)

「敗者のゲーム」の教えを日常生活に応用する – 賢者の習慣を身につけよう

「敗者のゲーム」の教えは、実は投資の世界だけに留まりません。私たちの日常生活にも応用できる普遍的な知恵が詰まっています。

日常生活における「敗者のゲーム」を避ける

  • 流行や短期的な情報に飛びつかない:
    • : 「〇〇が儲かるらしい」といった根拠の薄い情報に踊らされて高額な商品やサービスに手を出すのは避けましょう。特に、「簡単に大金が手に入る」といった話は、詐欺である可能性が高いです。
    • 賢者の習慣: 情報の真偽を確かめ、長期的な視点で本当に自分に必要なものかを見極める
  • 手数料や隠れたコストに注意する:
    • : クレジットカードの年会費、リボ払いの金利、携帯電話の複雑な料金プランなど、目に見えにくいコストに注意を払いましょう。小さなコストも積み重なれば大きな負担になります。
    • 賢者の習慣: 契約内容や規約をしっかり確認し、トータルでかかるコストを意識する
  • 長期的な視点で物事を考える:
    • : 目先の快楽や楽さに流されず、健康管理(食生活、運動習慣)や自己投資(学習、スキルアップ)といった、将来の自分にとってプラスになる行動を継続する。
    • 賢者の習慣: 短期的な誘惑に打ち勝ち、長期的なメリットを追求する

「負けない」ための心構え – 共通する原則

投資も日常生活も「負けない」ためには共通する心構えがあります。

  1. 情報収集と比較検討を怠らない: 鵜呑みにせず、自分で調べて比較する習慣をつける。
  2. 自分なりのルールを作り、それを守る: 感情に流されず、一貫した行動をとる。
  3. 無理のない範囲で継続する: 短期的な成果を求めすぎず、長期的な視点でコツコツと。
  4. シンプルさを追求する: 複雑なものは間違いやすく、コストもかさみがち。分かりやすく、管理しやすい方法を選ぶ。

「敗者のゲーム」で提唱される戦略は、まさにこれらの原則に基づいています。地味に聞こえるかもしれませんが、これこそが長期的に成功するための王道なのです。

まとめ – 「敗者のゲーム」を制し、豊かな未来を築こう

チャールズ・エリス氏の「敗者のゲーム」は、私たち個人投資家にとって、市場とどう向き合い、どのように資産を形成していくべきかという普遍的な問いに対する、明確かつ実践的な答えを示してくれる羅針盤のような存在です。

「敗者のゲーム」の重要なメッセージの再確認

  • 市場は非常に効率的で、プロでも勝ち続けるのは難しい
  • コストはリターンを確実に蝕む最大の敵の一つ
  • 感情的な判断は投資の失敗を招く
  • 勝つことを目指すのではなく、「負けない」戦略を取ることが賢明

今日からできる具体的なアクション

  1. 「敗者のゲーム」を実際に読んでみる: この記事で概要は掴めたと思いますが、ぜひ原著(邦訳版)を手に取り、エリス氏の言葉に直接触れてみてください。新たな発見があるはずです。
  2. 自分の投資状況や家計を見直してみる:
    • 現在、アクティブファンドに投資しているなら、そのコストとリターンをインデックスファンドと比較してみましょう。
    • 毎月の支出を把握し、不要なコスト(高すぎるスマホ代、使っていないサブスクなど)がないかチェックしましょう。
  3. NISAやiDeCoを始めてみる: もしまだ利用していないなら、少額からでもインデックスファンドへの積立投資を検討してみましょう。非課税メリットは大きいです。
  4. 長期的な目標を設定する: あなたの人生において、お金に関してどのような目標がありますか? それを明確にすることで、日々の行動が変わってきます。

資産形成は、一朝一夕に成し遂げられるものではありません。しかし、「敗者のゲーム」の教えを理解し、長期的な視点で、低コストで、分散されたインデックス投資をコツコツと継続していけば、市場の成長の恩恵を受け、着実に資産を築いていくことが可能です。

そして、その「負けない」という考え方は、日々の節約、自己投資といった、私たちの生活全般を豊かにするための知恵にも繋がっています。

この記事が、あなたの資産形成の一助となり、より賢く、より豊かな生活を送るためのきっかけとなれば幸いです。

ドミ兄さん
ドミ兄さん

最後までお読みいただきありがとうございました!

【参考文献】

  • チャールズ・エリス「敗者のゲーム〔第8版〕」(日本経済新聞出版)

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